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前回、航空機に火災報知器のブログについて様々なプロテクションがされていることを紹介いたしました。

▼航空機に火災報知器
こちら

エンジン、航空機の車輪、APU、貨物コンパートメント、お手洗い、旅客コンパートメントとトピックがありますが、
今回は航空機の車輪についてご説明致します。

まず、航空機の車輪に消火器はついておりません。
NO.2 AC transfer busから電力がシステムに供給されており、着陸装置温度を計測してリミット以上の温度になった際に警報音が作動します。

警報としては以下の通りになります。
1)ファイヤーワーニングのベルサウンドが作動する。
2)FIRE WARNライトが両サイド点灯する。
3)Wheel well fire warningライトが点灯する。

では、点灯した際はどうすれば良いのか。
着陸装置を作動させても問題のない速度まで減速させます。
その後、着陸装置を下げ着陸装置を冷却させます。

上空の外気は冷たく、飛行機の飛行速度は早いので空気の流量が多いです。

話が逸れますが、Boeing737のメインギアには着陸装置の扉がついておらず剥き出しになっております。

多くの離着陸を行うことを想定して設計されているのでドアを無くすことによって着陸装置の冷却効果に貢献しております。

飛行機の車輪についているブレーキは300キロ以上の物凄いスピードを減速させるのに使用するので熱を持ちます。
そのため、何かしらの原因で充分な冷却ができず、熱を持ったままだとこのような事象に遭遇する可能性があります。

航空機は多くの耐火材を使って製造されておりますが、火は厳禁です。
速やかに対処することが大切です。

以上になります。

ご不明点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
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