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本題ですが、以前のブログにて飛行場標高についてお取り扱い致しました。
▼航空機の空域について
こちら
今回は飛行場標点について詳しく紹介したいと思います。
パイロットの参考書バイブル（笑）であるAIMJには次の通りに書いてあります。
飛行場を代表する地点で、多くの場合飛行場の地理的中心となる地点付近に定められ、公共用飛行場については空港の付帯データーとして緯度経度により公示されている標点のことをいう。
各空港にあらかじめ設定された標準座標であり、使用可能な全ての滑走路の幾何学的中心に位置する空港の中心点になります。
国際民間航空条約の附属書14のセクション2.2では、ICAOによって次のように定義されております。
2.2.2 飛行場の基準点は、飛行場の最初のまたは計画された幾何学的中心の近くに位置し、通常は最初に設定された場所に留まるものとする。
この飛行場標高は空港のチャート上ではAPRと表記されます。
APRとはAirport reference pointの略です。 マークは小さい円に十字の線が入っております。
この飛行場標点は、飛行場の標高や空域での高さ、距離の測定等に使われます。
飛行場には標高がございます。
飛行場標高は、飛行場の基準地点の海面からの垂直距離と決められています。
操縦士はこの標高を、飛行場チャートより把握し、高度計を見ながら地上までの高さを確認して航行を行っています。
参考までに、上図は羽田空港C滑走路上16Lにて着陸後に撮影したデーターです。 飛行機の高度計が21ft、電波高度計が-5ftを示しております。 この様に飛行機が地面にいるからといって必ずしも高度計が0になる訳ではないのです。 離陸の際や駐機の時も同様に、高度計は0ftではありません。 そのため空港毎に標高を確認する必要があります。 例で熊本空港があります。 熊本空港の標高は632ftです。 地上にいる際高度計は632ft近辺になります。
ではこの飛行場標点ですが、飛行場のどの辺りに位置しているかをお伝え致します！！
羽田空港、成田空港、福島空港で例を挙げます。
羽田空港では第一ターミナルの前あたりに設置されております。
成田空港は第一ターミナルのところにあります。
福島空港は滑走路の中心に設定されています。
以上、3つの空港の飛行場標点をAIPの空港チャートより紹介致しました！！
福島空港以外は標点が滑走路の中心ではありません。
しかしながら、大多数の空港は滑走路中心にあることが多いそうです。
詳しい方教えてくださると嬉しいです！！
飛行場標点は、着陸帯の幾何学的重心の場所ともなっているそうです。
因みに熊本空港では誘導路T-4ポイントの近くにあります。
滑走路ほぼ中央にあります。
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▼飛行機の高度測定方法は何種類かある！！
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