皆さま。日頃からスカイアートをご愛顧いただきありがとうございます。

今回もパイロットの備品シリーズでいきます。

ほとんどの航空会社ですが、コックピットでIPADが使われています。ご存知でしょうか?

皆さん、空港で良く見かけると思いますが、パイロット はカバン持っていますよね。
このカバン。かなり大きいです。
この中に様々な携行品は入っております。
飛行する航空図、飛行時間や内容を記録するログブック、技能証明、航空機のマニュアル、サングラス、手袋、予備メガネなど入っています。

豆知識ですが、航空法の67条に航空従事者が携行しなければならないもの、59条には航空機に備え付けなければならないものがリストアップされています。つまり、持っていかなければならないものが多いです。

紙媒体のマニュアルとなると広辞苑並みのボリュームです。通称ルートマニュアルと言われるものですが、2冊も持っていきます。

フライト中は必要とされるものを取り出し、窓際の書類置きに留め、いつでも閲覧できる状態にしますが、意外とかさばります。

更に、チャートやマニュアルは改訂がかかることがあるので、常に最新版に差し替えておかなければなりません。たとえば、旧いチャートを使用すると、事故の原因になりますのでチャートやマニュアルの差し替えは重要な仕事です。

これは、大変です。紙の山になります。筆者も友人と「また、差し替えかよー」とか言いなが行っていました(泣)

そこで、現代主流の電子機器に頼ったわけです。この紙の山を電子化するEFB Electric Flight Bagという電子媒体が主流になりました。紙の書類に書かれていた情報をデジタル・データとしてコンピュータに取り込んでしまい、必要に応じて画面で参照できます。カバンも軽くなり、身も心も軽くなる。開発者さん。ありがとうございます(嬉)

コックピットの窓を見ると、IPADが吸盤にセットされているのを見ることができますよ。

参考に、EFBは3種類あります、
  • Class 1 : 機体に固定しない形のポータブル型PC
    
    離着陸時と、高度10,000ft以下では使用が禁じられ、機体とのデータ交換はできないスタンドアロン型。その代わり、耐空性の承認は必要とされません。
  • Class 2 : 機体に固定する形のポータブル型PC
    
    利用可能な場面に関する制約はなく、常に使用可能。機体に固定設置するため、機体側とのデータ交換が可能です。耐空性の承認や電磁波干渉に関する検証試験が必要になります。
  • Class 3 : 機体に組み込んだ形
    
    利用可能な場面に関する制約はなく、常に使用可能です。機体に最初から組み込まれていて、機体側とのデータ交換が可能です。耐空性の承認や電磁波干渉に関する検証試験が必要です。
 Class 1やClass 2は汎用品の市販PCで済ませることが多く、Microsoft SurfaceやiPadなどの導入事例があります。一方、Class 3は専用品です。

いかがでしたか?

Skyart JAPANではシュミレーターで、操縦を体験できます。

当施設はなんとBoeing 777はEFBがついています。

是非、EFBを使って見てはいかがでしょうか。
 スタッフ一同心よりお待ちしております。

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