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飛行機のコックピット内というと数多くの計器類やスイッチ類が並んでいるのが浮かんできますが、スイッチは何個あるかご存知でしょうか？？
Boeing 777のスイッチの例ですが、以下の通りになっております。
パイロットの頭上にあるオーバヘットパネルに約100個、
正面ディスプレー周辺に約30個、
正面ディスプレー上部にあるグレアシールドパネルに約70個、
その他、2つの操縦席の間には多くのスイッチやレバーがついております。
パイロットは全てのスイッチ類を理解して飛行しております。
数多くのスイッチ類がありますが、チェックリストや決められた手順通りに操作を行った上で機長と副操縦士でチェックを行うのでミスなくセットを行えるようになっております。
航空機のスイッチは、一見煩雑に並べられているのではないかと思いますが、
実は整頓されており人間工学に基づいて設計されております。
スイッチの形ですが、飛行機の車輪であるランディングギアのレバーはタイヤの形をしております。
また、フラップのレバーも翼の形をしております。
また、タッチパネルが主流の現代ですが、あえて航空機はスイッチを残しています。
大事なスイッチにはカバーが取り付けられており、赤色ペイントがされております。
また、トグルスイッチなどといったワンアクションを起こして機器類を作動させることにより
無意識にスイッチを触ったりすることを防いでいます。
更にはレバーに引っ掛かりをつけることにより誤操作を防いでいます。
また、蛇足ですがBoeing747-200という機体は歴代最高の971個の計器、スイッチが搭載されていたそうです。
世代が進むにつれて、計器も集合計器に切り替わりより人間工学に基づいたデザインに進化しています。
現在現役で飛行をしているBoeing757と767では388個、Boeing747-400では365個となっております。
Boeing777はBoeing747-400を基準として設計されたコックピットなので365個に近い数のスイッチがあると考えられます。
スイッチ類は世代が進むにつれて少なくなり、より操縦者に分かりやすいようにアップデートしています。
以上になります。
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