Training Course
訓練コース(プロ)とは何か
—通常体験との違いと、できること全解説
パイロット訓練の現場を、そのまま体験できるプログラム

当施設のFTDには、2種類のコースがある。東京上空の遊覧飛行を楽しむ「通常コース」と、現役パイロットや訓練生が実際に使う手順・シナリオをそのまま体験する「訓練コース(プロ)」だ。このブログでは、訓練コースで何ができるのか——その内容を一つひとつ解説する。
1. 通常コースとの違い

| 通常コース
体験フライト
✈ 離陸操作
✈ 都心部の遊覧飛行
✈ 着陸操作
— 緊急手順なし
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訓練コース(プロ)
本格訓練シナリオ
✓ Instrument Flight (SID / GPS / RNP)
✓ ILS / VOR / RNP アプローチ
✓ G/A & Missed Approach
✓ Holding
✓ Traffic Pattern
✓ V1 Cut / Engine Fire
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通常コースが「飛行機に乗る感動」を届けるプログラムだとすれば、
訓練コースは「パイロットとして考え、判断し、操作する体験」を提供するプログラムだ。本来は現役パイロットの技量維持や訓練生の反復練習を目的としたコースだが、より深い体験を求めるお客様にも開放している。
2. 訓練コースで体験できること
計器飛行

計器のみを頼りに飛行する、プロパイロットの基本中の基本。このコースではSID(標準計器出発方式)・GPS ナビゲーション・RNP(Required Navigation Performance)を使った精密な経路飛行を体験できる。指定ウェイポイントを規定の高度・速度で通過する正確さが求められ、目視飛行とは全く異なる「計器飛行の世界」へ踏み込む入口だ。IAP(計器進入方式)の前段階として、出発から巡航まで一貫して計器飛行の手順を体験できる。
ILS / VOR / RNP アプローチ
精密・非精密進入

悪天候・夜間など視程が確保できない状況での着陸進入手順。ILS(電波誘導による精密進入)・VOR(無線標識を使った非精密進入)・RNP(GPS精度を活用した最新方式)の3種類を体験できる。グライドパスからの逸脱を即座に修正しながら、決断高度(DA)でランウェイを視認できなければ迷わずGo-Aroundを実行——この判断と操作の連続がリアルに再現される。
G/A & Missed Approach(着陸復行)
復行手順

着陸を中止し上昇に転じる手順。「降りない判断」こそがパイロットの最重要スキルの一つだ。スラスト追加・姿勢変更・フラップ操作・ギアアップの一連動作を正確かつ迅速に実行しながら、Missed Approach Point(MAP)以降の指定経路へ復帰する。Go-Aroundは「失敗」ではなく「正しい判断」——その感覚を体で理解できる訓練だ。
Holding(ホールディング)
待機手順

着陸許可が下りない場合や気象悪化時に、指定フィックス上空を楕円形に旋回しながら待機する手順。Parallel / Teardrop / Direct の3種類のエントリー方法を状況に応じて正しく選択し、規定時間・高度・速度を維持しながら旋回を続ける。ATCとの交信もセットで体験でき、待機中の燃料管理・再進入タイミングの判断まで含めた総合的な手順が学べる。
Visual Approach / Traffic Pattern (場周経路)
基本操作

空港周辺を一定の経路・高度で周回しながら離着陸の精度を磨く訓練。Upwind → Crosswind → Downwind → Base → Final の各レグで高度・速度・姿勢を正確に管理しながら滑走路へ進入する。シンプルに見えて奥が深く、パイロット訓練の基礎として何百回も繰り返される手順だ。体験することで、「飛行機を操縦する」ことの難しさと面白さが同時にわかる。
V1 Cut & Engine Fire(緊急手順)
緊急手順

訓練コース最大の山場。V1 Cut は離陸決定速度の前後でエンジンが突然停止するシナリオ——V1以降は片発のまま離陸を継続し、ラダー操作でヨーを抑えながら上昇経路を維持する。Engine Fire はチェックリストに従い、エンジンのカットオフ・消火剤放出・緊急着陸までの一連手順を体験する。どちらも「頭でわかっている」と「体が動く」の差を痛感できる内容だ。体験者の多くが「これほど難しいとは思わなかった」と話す。
FTDだからできること: V1 CutやEngine Fireは実機では限られた環境でしか訓練できない。FTDならば何度でもリセットして安全に体験できる——それがシミュレータ訓練の最大の強みだ。
3. こんな方におすすめ
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おすすめ 01
より本格的な体験を求める一般の方
「遊覧飛行では物足りない」という方に。緊急手順を含むプロと同じシナリオで、フライトの奥深さを体感してほしい。
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おすすめ 02
パイロット訓練生・現役パイロット
技量維持・審査対策・手順の反復練習に。実際の訓練シナリオをそのまま使用しているため、実践的な練習環境として活用できる。
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おすすめ 03
将来パイロットを目指す方
訓練の実態を体で知り、適性と覚悟を確かめる機会として最適。「自分にできるか」を入校前に試してほしい。
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訓練コースは予約制。内容・レベルはご要望に応じて調整可能です。訓練生・現役パイロットの方は定期的なご利用も歓迎しています。詳細・お申し込みはお気軽にお問い合わせください。
通常コースから訓練コースへのステップアップも随時受け付けています。まずはお気軽にご相談ください。


