実機で訓練！！

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「セントレアではB6は殆ど見ない機体ですが、今月はANAのB6の国際線仕様が副操縦士の訓練飛行をしています。✈️ 訓練飛行は低高度を飛行していたり、ギアダウンしたままだったりして見ていても面白いですが、訓練飛行について詳しくご存知であれば知りたいです。」

いつも、コメント誠にありがとうございます。

まず、Boeing767という飛行機は、構造上操縦に2人を要する飛行機であり、飛行機の型式限定を取得する必要がございます。

▼Boeing767についての詳しい説明
こちら

自動車と違って、飛行機の場合には、システムが非常に複雑です。

パネルやスイッチ類の配置も多少異なり、飛行特性も異なるため、型式ごとのライセンスが必要になります。

異なった機種に乗務するためには、型式限定を変更するための訓練が必要です。

この訓練は、型式を変更する際に行い移行訓練と呼ばれています。

訓練後、所定の審査を受けたのちに型式限定が追加されていきます。

たとえば、Boeing767の限定を有していても、Boeing777に限定を有していなければ乗務することはできません。

この型式限定変更の技能証明を保有するためには、操縦士実地試験実施細則に従って試験を行い合格をする必要があります。
この細則ですが、平成28年4月8日一部改正国空航第3417号です。
気になる方は、国土交通省のHPより検索してみてください。

▼ライセンスの種類？
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さて本題に戻りますが、実技飛行訓練を行なっている理由はシミュレーターだけではなく実機での操縦経験が要件として必要となってきます。

模擬飛行時間を含む飛行時間240時間以上であり、なおかつ12回以上の実用機課程の離着陸訓練が必要となってきます。

シミュレーターの性能が実機により近づいてはいますが、依然として実機での経験は必要となっております。

下地島空港や、中部セントレア空港、女満別空港などで実機のタッチアンドゴーを行っていることがあります。

お見かけした際は、訓練生が頑張っているんだなーと思っていただけると嬉しいです。

タッチアンドゴーも、ノーマルなパターンとミニマムサークルといったものがあります。

科目によっては車輪を出したまま飛行も行うこともあるので、空港から見物していると新たな発見もあるかもしれません。

当店のシミュレーターでは、本格パイロット訓練コースをお選びいただけますとプロのタッチアンドゴーやミニマムサークルのご体験を行うことができます。

有資格者、ライセンスを保有していないの方でもウェルカムですので是非皆様のご来店を心よりお待ちしております。