皆様
日頃からSkyart JAPANをご利用頂きまして誠にありがとうございます。
飛行機に乗ると、翼が上に曲がっていたりしますよねー。
これは、翼が折れてしまっているのではなくウィングレットと呼ばれる小さな翼端板がついております。
壊れているのではなく、航空機の主翼端に取り付けられる部品ですのでご安心ください（笑）
飛行機は、移動すると翼端に翼端渦と呼ばれる空気の渦が発生します。
翼端を後ろに引く力が発生し、空気抵抗となる原因となるのでこのような翼端板が取り付けられております。
そして、当店のシミュレーターの機種でもあるBoeing737MAXにも同じウィングレットが装備されております。
スプリットシミタールウィングレットと言われるものです。
機体重量は、ひとつ前のバージョンである737-800のウィングレットに比べて、左右2枚計133kg増加します。
しかしながら、燃費はかなり改善されます。
1,852kmのフライトで1.6％削減 5,556kmのフライトで2.2％削減
翼端板のアップグレードを行うだけで、結果的に燃費を1.6～2.2％改善することができるので、エンジンの改修に比べると格段にコストを下げられます。
このウィングレットですが、Boeing737-800、Boeing737-900ERの機体はアップグレードする事ができます。
しかしながら、ウイングレットのアップグレードを行うとなると1機当たり約6,500万円かかります。
燃費2％の改善は、年間にすると約1,200万円以上のコスト削減になりますので、
飛行条件にもよりますが5年で元がとれます。
データーでしか見ることができませんが、翼端から発生する渦は航空機にとって巨大な空気抵抗となりコストがかかってしまうのです。
以前、Boeing737についてブログの紹介をさせて頂きました。読んでいただけると大変嬉しいです。
▼Boeing737MAXとBoeing737NGの違いについて！！
こちら
以上になります。
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