皆様
日頃からSkyart JAPANをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
今回ですが、前回のブログに引き続き「3)長時間飛行をする国際線のパイロットは巡航中どうしているか。」についてお答えしたいと思います。
エアラインで使われている商業機は、巡航中に自動操縦機能を使って、コンピューターに操縦を任せている事は多くの方に知られています。
操縦業務をコンピューターに任せているので、
上空ではやることがなくて休憩しているのではと思いますが、実はやることはしっかりとあります。
飛行機の状態をモニター、最適なルートについて対応、天気の確認、残り燃料や到着予定時刻の計算などを行う…様々です。
さらに、PFとPMで役割が異なります。
共通の業務は、飛行機のモニターです。
計器に異常が無いか、アラートが点灯して無いか、他の航空機は周りにいないか、常に気を配っています。
目的地空港進入のための準備も行います。目的地空港の天気を確認、駐機場の確認、進入方式の確認、滑走路の確認等です。
次にPFとPMの業務を紹介します。
PFの業務は操縦業務です。主にオートパイロットのスイッチ類を操作して飛行機を操縦しています。
自動操縦中も、自動操縦装置にデーターを入力するのはパイロットです。
パネルに入力して飛行を行うので、ある意味操縦を行っております。
また、業務を依頼する際は、PFがPMにオーダーします。
チェックリストのハンドリングや、管制官へのオーダーなどです。
PMの業務は、主としてモニター業務です。
PFが操作したものが適切なものになっているか確認します。
管制官との無線のやりとりもPMが行います。
燃料計算や、飛行機を降下させるタイミングなどもオーダーによっては計算を行います。
食事は、上空で交代しながらコックピットで摂ります。
その間も計器に異常がないか。、無線がきた際は無線の対応を行います。
以前にも、当ブログにて巡航中にパイロットは何を行なっているか紹介しております。
是非、そちらもご覧ください。
▼エアラインパイロットは巡航中何しているの？
こちら
以上になります。
引き続きSkyart JAPANをご愛顧頂けますよう宜しくお願い致します。
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