皆様
日頃からSkyart JAPANをご愛顧頂きまして誠に有難うございます。
おかげさまで、多くのお客様にシミュレーターをご利用頂いております！！
中でも、自動操縦のタイミングに関するご質問を多く頂きましたので今回ご紹介いたします。
皆様は自動操縦を入れるタイミングと解除するタイミングはご存知でしょうか？？
飛行機の自動操縦ですが、離陸後のある程度の高度になったら切り替えます。
当店のシミュレーター機種であるBoeing777の場合ですと、離陸後 200フィート以上（約61メートル）になればオートパイロットを使っても良い規定になっております。
300～400フィート（約91～122メートル）で使用する方や、 それよりも長くマニュアルで操縦する人もいらっしゃいます。
一方着陸は800～1000フィート（約244～305メートル）あたりでオートパイロットを切ってマニュアルで操縦します。
このタイミングも人によって様々です。
アメリカのメディアCNNによれば「操縦士が手動で飛行機を飛ばすのは平均すると10分間にも満たない」とされるほど、空の世界は自動化が進んでいます。
自動操縦を使うタイミングについてですが、明確な規定なマニュアルがあるわけでもなく、人によってまちまちになっております。
では、明確に自動操縦を使いタイミングが規定されていませんが、なぜ自動操縦があるのかご存知でしょうか。
文字通り、操縦を自動化させてパイロットのタスクやワークロードを減らすために用いられます。
コンピューターにルートや方向、速度や高度の情報を入力する事で入力値を維持するように操縦系統はコントロールします。 自動操縦中は手を離している状況下でも諸元をキープしてフライトしてくれます。
パイロットは、フライトを行うにあたって様々なことを考えなければなりません。
気象状況、燃料、到着予定時刻、お客様関係、他機について、チェックリストなど様々です。
これらの状況は時間によって変わってきます。その都度判断力が必要になってきます。
タスクが重なってしまうと人間はミスを犯してしまう可能性が高くなってきます。
その為、操縦業務はコンピューターに任せてパイロットがヘッドワークをできやすくしています。
操縦スキルも大切ですが、フライトをマネジメントするスキルや、クルーとのコーディネーションも非常に重要です。
自動操縦を入れるタイミングとして以下の指標があります。
※指標はあくまでも一例です。
他機が多い上に、悪天候である場合は早めに入れる。 他機が少なく、天気も良い状態であれば練習も兼ねて自動操縦の解除を早めに行う。 操縦者の判断によって、無線や様々な作業が残っていると感じたら解除を遅くする。
などです。
操縦の不安全要素となるスレッドが多い際は、タスクを減らすために積極的に自動操縦を使用して操縦しております。
操縦者の判断によって自動操縦のON OFFが行われ、これも判断スキルになります。
当店でも、自動操縦も含めてご体験をして頂くことが可能です。
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