皆さま。日頃からスカイアートをご愛顧いただきありがとうございます。
今回はパイロットが食べる機内食について紹介したいと思います。
国内線では早朝の便、昼間の便、夜間の便にて、時間によっては会社から機内食が提供されます。国際線では、長時間のフライトのため同じく提供されます。
さて、ここで問題。機長と副操縦士のご飯の種類は同じでしょうか、違うでしょうか。
答えは、2人とも別の種類のご飯を食べます。これは、危機管理の意味が込められており、同じ物を食べて2人とも食中毒になることを防ぐ目的があります。操縦する人がいなくなり共倒れになったら大変です。トイレに何回も行きながらも飛行機を着陸させる事になるでしょう。
ですので、機内では勿論、地上でも別々の種類の食事をするのが原則です。
お弁当の楽しみの一つである弁当交換。「焼き魚、美味しそうだね。ちょっと私の唐揚げと交換しよう」なんてこともできません。
この弁当は、出発前にコックピットに搭載します。機長さんにお弁当を最初に選んでもらいますが、大変優しいキャプテンは先に副操縦士に選んでもらいます。筆者も、弁当を一緒に食べた時、選ばせてくれました（嬉）
種類はご当地に合わせた美味しいものから定番のものまで盛り沢山です。
例えば、女満別空港でお弁当を搭載した場合、美味しい焼き魚定食になる事があります。
これには乗務員も大喜び。モチベーションが上がります。
また、食べずに余ったりすると弁当は破棄するので、なんと、地上のスタッフの方やパイロット訓練生に配ったりします。
訓練生時代に貰った事がありますが、とても美味しくて嬉しかったです。
弁当は、巡航中に交代で食べます。食べている際も、計器類や飛行に異常がないかモニターしながら早く食べるので結構忙しいです。
いわゆるドカ食いですね（笑）
いかがでしたか？
Skyart JAPANではプロもトレーニングできるシュミレーターで、操縦を体験できます。
当施設のシミュレーターは飲食物持ち込み禁止なので飲食する体験はできませんが、雰囲気を楽しむことはできます。
是非、巡航中の雰囲気を体感して見てはいかがでしょうか。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
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