飛行恐怖症対策コースで多くのお客様にご質問を受けるのが「翼がかなりしなるが折れないのか?」です。

気流の悪い空域などを飛行中、窓側の席から見える翼は上下へかなりしなっているのをご覧になった事がある方もいらっしゃると思います。そこで翼が折れてしまうのではないかと不安になる方もいらっしゃると思いますが結論から申し上げると折れることはありません‼︎

ではなぜか。そもそもしならない様に作ればいいじゃないかと考えてしまいますが実はわざとしなる様になっています。翼が上下へしなることにより客席などの揺れを軽減する事ができるためです。そのほかにも突然の乱気流などで受ける不規則な力も分散し、安全な飛行ができることになります。
また、飛行機が飛ぶ原理として翼上面と下面との圧力差で上へ持ち上げる力が発生します。翼を下から押し上げる力が働くので飛行中は上へしなるのです。逆に駐機中などはその力がない為、エンジンなどの重みによって下へたわみます。このように、主翼はきわめてしなやかに形を変化させ力を分散させているのです。

そしてこのしなやかな柔軟性のある主翼の構造は胴体から翼端に向かって骨(桁)が伸びています。その骨と直角に交わるように配される小骨(リブ)があり、小骨どうしをつないで強度を保つストリンガー(縦通材)があり、その上に外板を張ってあるのです。桁は主翼の背骨にあたり、1本桁のものから3本桁のものまであります。1本桁では翼幅のほぼ中央に、2本桁の場合は翼の前と後ろに1本ずつ配されます。リブはいわば肋骨のような働きをしており、主翼の整形を支える役割があります。こうした細かい骨組み構造のおかげで、主翼が状況に応じて柔らかに変形することができます。

いかがでしょうか?飛行機の設計には緻密に考えられた技術が取り込まれ安全を守ってくれているのです。

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