羽田の滑走路のヘディングが337の理由！！

皆様
日頃からSkyart JAPANをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。

飛行機が航行するにあたって方位を把握するためにもコンパスを使用して飛行しております。

このコンパスである方位をヘディングと言います。

このヘディングは、飛行機の機種が向いている方向を示しております。

以前、コンパスについて詳しく紹介しておりますので、是非ブログをご覧頂ければ幸いです。

▼飛行機のナビゲーションログについて
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▼飛行機のナビゲーションディスプレーについて
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さて、本題ですが羽田空港のC滑走路は34Rです。

方位が340に向かって伸びていることから34。さらに2本平行に滑走路があることからLとRで分けられております。

この滑走路から離陸する際にヘディングは340ではなく337を示しております。
他にも熊本空港の滑走路07では071と数字のキリが悪いです。

では、なぜこの様にキリが悪い数字になっているのでしょうか？

実は、滑走路の指示標識の番号は、磁石の北である磁北から時計回りに何度の位置に伸びているのかを表記しております。

地図上の方位である真方位とは異なります。
方位磁針が示す磁方位を表しているので、場所や時期により変化します。

▼Boat & Fishing / AOKIDS Home Page 様より引用
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この変化しているものを偏差といい、真北と磁北との差の事をいいます。

地磁気の偏りから、真北と磁北に差が生じます。

参考までに、東京の偏角は西の偏差8°です。

AIPという航空路誌に空港の情報が記載されております。

▼AIPとは？？
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また、滑走路の方向は10度きざみで表示しております。

1の位を四捨五入し、2桁の数字にします。

滑走路の方向が磁方位で005度から014度の範囲であれば表記は01になります。
反対方向の滑走路は、185～194度の範囲であれば19の表記です。

それにより、337の場合は四捨五入し340。34の滑走路になるのです。

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