皆様
日頃からSkyart JAPANをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
大変多くのお客様からシミュレーターをご愛顧頂いております。
今回は、お客様より大変素晴らしいご質問を頂きました。
管制用語についてです。ご紹介致します。
飛行機は、円滑なオペレーションや他機との安全を確保するために原則許可を得てからアクションを起こします。
今回は「滑走路の手前で待機せよ」の意味である
「Hold short of Runway 16R」と「Taxi to holding point A10 Runway 16R」について説明致します。
羽田空港の空港図を載せてみました。
飛行場には、Holding pointというポイントが数多く設置されております。
滑走路の手前等にあります。
他の出発機が滑走路上にいる場合や到着機が滑走路に接近している際に、安全確保のため、出発機に滑走路進入を止めることを目的として設けられている地点です。
「Taxi to holding point A10」もしくは、「Taxi to Runway 16R at A10」は
A10のポイントまでTaxi、即ち誘導路の走行許可を出しましたという意味です。
A10のポイントまでTaxi、即ち誘導路の走行許可を出しましたという意味です。
ルートが決まっている際は「Taxi to holding point A10 Via W W-9 A A-10 then holding point」などとルート名が指示されます。
一方、「Hold short of Runway 16R」は、 Runway 16Rの前で停止せよの意味です。
Hold Shortの場合は、何かの手前で待機せよという意味で使われます。
この後に理由を述べる場合があり、着陸や着陸中の飛行機が進入経路にいる、離陸機が滑走路上にいるなどの理由です。
「Airdo 15 Hold short of Runway 16R via A10 Via W W-9 A A-10 then holding point. Star flyer A320 is 3nm on final Runway 16R」
航空管制は、リードバックとヒアバックの実践がとても大切になります。
航空管制官が発出した指示はパイロットによって必ず復唱します。
航空管制官はパイロットによる復唱を再聴し、誤りがないかを確認します。
「Line up and wait」は滑走路に進入して離陸の待機を指示しておりますが、
「Hold short of Runway」は滑走路に入ってはいけません。
過去には
「hold short of RWY」の指示と「line-up and wait RWY」の指示の取り違え 「REPORT WHEN READY」の指示と「LINE UP AND WAIT」の指示の取り違え 「Request left turn departure」に対する管制官からの応答「Roger」をもって離陸許可を得たものと誤認
などといったインシデントもありました。
そのため簡潔明瞭で相手に分かりやすく意思疎通をする事が大切になります。
以上になります。
Pro courseや Gate & Taxiのオプションメニューを選択されますと実際に駐機上から滑走路まで誘導を走行する事ができます。
春先に向けて、現在よりもより一層混雑が予想されます。
お早めのご予約お待ちしております。
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