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飛行機には、非常口がありますよね。

この非常口の数ですが、皆様はどのように取り決められているかご存知でしょうか?

 

アメリカ連邦航空局が定めた商用機の安全基準のひとつである90秒ルールに基づいて取り決められております。旅客機、貨物機両方ルールが適用されます。

機内の全非常用脱出口の半分以下を使って、事故発生から90秒以内に乗客・乗員全員が脱出できるような構造にすることとルール化されております。

アメリカで商用機を製造・販売する航空機メーカーは、このルールを機体設計に取り入れることが義務付けられており、各航空会社で乗員に課される避難誘導の訓練もこれをもととして行われます。

そのため、非常口の数と大きさにより、航空機の最大定員が決まってきます。
飛行機の最大定員は、90秒以内に脱出できる最大人数という解釈になります。

当店の品川本店のBoeing777-300ERですが、片側に非常口が5つあります。


大型機の場合、1つの非常口から90秒で、110人脱出出来るように設計されています。

そのため、単純計算で最大定員は550人ということになります。
ここから性能や実際の機体の大きさなどから定員数を割り出していきます。

また、日本の基準では客席50に対して客室乗務員1人を搭乗させる必要があります。

片側5箇所の非常口があり、通路が2本あるBoeng 777-300ERですが、
乗客の誘導に必要な人数として、5人×2面=10名が必要です。

これを、50席の基準と照らし合わせて人数を決めていきます。

なお、通路が1つしかない航空機など、種類によっては1人で非常口2カ所を担当する場合もあるそうです

以前、ブログにて90秒ルールを紹介したことがあります。

是非、チェックしてみてください!!

90秒で脱出しなければならない!!
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