皆様
日頃からSkyart JAPANをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
今回ですが、当店のお得意様より雪対策についてどうなってるかご質問いただきました。昨日2022年1月6日は都心で積雪がありました。
雪の時期でもありますのでご紹介いたします。
飛行機に積雪がありますと、空中に浮かぶための揚力低下の原因になります。
そのため、降雪の場合は氷が付かないように出発前に除氷液を散布します。
また、翼やエンジンに着氷しないようにするためのヒーターも付いております。
Wing anti ice, Engine anti iceです。除氷液ですが、プロピレングリコールと添加物を混ぜたものを使用しております。
プロピレングリコールは、低用量では生物への毒性が低く、また無味無臭であることから、保湿剤、潤滑剤、乳化剤、不凍液、プラスチックの中間原料、溶媒などとして用いられます。
保湿性や防カビ性に富むことから医薬品や化粧品、麺やおにぎりなどの品質改善剤等、広範囲で用いられている物質です。着氷による飛行機事故もあり、エア・フロリダ90便墜落事故があります。
1982年1月13日にワシントン国際空港を、激しい吹雪のなか、
離陸直後にポトマック川に架かる橋梁に激突、川に墜落した航空事故です。
エンジンの防氷装置をOFF にしていたこと。 これによりエンジン圧力比測定のためのセンサー開口部が氷雪によって閉塞し、誤った推力を表示。 翼に雪や氷が付着した状態で離陸を開始したこと。 除氷作業終了離陸許可までに時間を要したこと。 離陸滑走の早い時期に異常に気付いたが、離陸を中止しなかったこと。 副操縦士はエンジン計器の指示に何度も異常を訴えたが、機長はそれを無視するか、または「問題なし」と応じたこと。
などの原因が挙げられます。
積雪のコンディションでは着氷しないように万全の対策をとってから離陸を行います。
ご質問ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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