皆様
日頃からSkyart JAPANをご愛顧頂きまして誠に有難うございます。
前回、当店のシミュレーターについてご紹介した際にBoeing777にてETOPSについて少しお話が出ました。
今回は、ETOPSについて詳しく説明したいと思います。
ETOPSとはExtended range twin engine operational performance の略で民間旅客機の安全確保のためのルールになります。
エンジンを2基しか持たない旅客機では、そのうちの1基が飛行中に停止した場合でも一定時間以内に代替の空港へ緊急着陸することが可能な航空路にて飛行を行います。
国際民間航空機関 ICAOにて取り決められております。
ETOPSには種類があり、ETOPS-120,180.207,240,330,370とあります。
120,180,207,240,330,370は時間を示します。
ETOPS-120とは、エンジンの信頼性が向上したことにより、エンジン1基のみで120分は飛行できる信頼性を持つことから、事前に認定を受けた双発旅客機に対して近くの空港から120分以内の距離の飛行ルートを認めたものになります。
ETOPS-207は着陸に適した飛行場にて救難・消火体制としてICAOの定める「カテゴリー7」以上の能力、さらに180分飛行距離以内に着陸可能空港を別途確保しておかなければならない用件になっております。
当店のシミュレーターでもあるBoeing777は、はじめてETOPS-180の認定を受けた旅客機です。
その後Boeing757、Boeing767、Boeing737-600/-700/-800/-900、Boeing787、エアバスA300-600、エアバスA310、エアバスA320、エアバスA330にETOPS-180が認定されました。
では、なぜETOPSが制定されたのか。
エンジンの信頼性が低かった時代に、双発旅客機は、近くの空港から100マイルまで、1953年からは空港より60分以上離れたところを飛ぶことが認められていませんでした。
このため、大平洋や北極を最短距離で横断するような航空路に双発旅客機を就航させることはできませんでした。
時代とともにエンジンの信頼性が高まると、エンジン1基のみで120分は飛行できる性能に進化し、事前に認定を受けた双発旅客機に対して近くの空港から120分以内の距離の飛行ルートを認め、ETOPS-120ルールができました。
従来の安全基準に対応するためにエンジンを3基や4基備えた機種が減り、日本ではBoeing747も旅客の飛行機として姿を消しました。
エンジンの信頼性がさらに向上すると、ETOPS-180やETOPS-207という規定が設けられ、航続距離の長い双発旅客機では、南極大陸など一部を除き地球上すべての地点を飛行できるまでに発展していきました。
エンジンの性能が上がることによって、世界中の様々な空港に飛行できる様に進化していったのです。
以上になります。
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