皆様

日頃からSkyart JAPANをご愛顧下さり誠にありがとうございます。

今回もPilot座学シリーズです。
皆様は航空機には救急用具が搭載されていることはご存じでしょうか。

航空法62条に救急用具について下記のような記載がされております。

国土交通大臣が定める航空機には、落下さん、救命胴衣、非常信号灯、その他の国土交通省令で定める救急用具を装備しなければこれを航空の用に供してはならない。

国土交通大臣が定める航空機について、航空法施行規則にて10種類ほどの区分に分けられます。

今回は区分を国内線飛行しているエアライン飛行機を想定して説明いたします。

飛行ルートによっても若干搭載内容が変わってくるため、陸路上空を長めに飛行する東京-札幌線にします。

この想定に該当する航空法内の区分は以下になります。
多発の航空機(航空運送事業の用に供するものに限る)であって次のいずれかに該当するものが、緊急着陸に適した陸岸から93km以上離れた水上を飛行する場合。

更に、滑空により陸岸に緊急着陸することが可能な地点を超えて水上飛行を行う場合、離陸着陸の経路が水上に及ぶ場合の区分にも該当します。

これらの場合は下記の救急用具が必要となります。
非常信号灯
防水携帯等灯
救命胴衣又はこれに相当する救急箱

個数は、救命胴衣は搭乗者全員の数と規定されています。
それ以外すべて1つです。

また、非常信号灯は航空機用救命無線機を装備する航空機であれば、搭載が不要となります。

航空機用救命無線機はELTと呼ばれます。
Emergency locator transmitterの略です。

発信機の種類、登録国の番号、IDなどが入力された406MHZの周波数を用いて遭難信号を発します。
墜落の衝撃を感知して自動的に発射する自動型、水中に投げ込むことで浮上自立し遭難信号を発射する水上型、手動でスイッチを入れることにより遭難信号を発射する手動型があります。

海上保安庁が参画するコスパスサーサットシステムで受信し捜索が開始されます。

このように、航空機には有事の際にも対応できるように非常用具の搭載が航空法で義務付けられています。

有事にならないように乗務員は苦しい訓練や技量管理を行っておりますので皆さんは安心して
乗ることができます。

また、航空機にはバックアップ機能が多く付いておりますので何重にも安全機能があります。これらの性能と日々携わる方々の努力で毎日の安全運航が保たれているのです。

以上になります。

いかがでしたか。
Skyart JAPANではプロもトレーニングできるシミュレーターで、操縦を体験できます。
当施設のシミュレーターはプロ資格を持ったスタッフと体験する事ができます。
スタッフも日々勉強しています。
気になったことはブログにて紹介しますので、皆さんも気づいたことがあったら是非コメントくださいね。
現在、新型コロナウィルス蔓延により、飛沫感染拡大しないよう当店では対策をおこなっております。

スイッチ類や操縦桿などをスタッフが丁寧に拭き上げ消毒をしております。
店舗では、扉や販売棚などをスタッフが丁寧に拭き上げ消毒をしております。
ご不明点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
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