皆さんこんにちは。
2回にわたってお話しさせていただいた滑走路シリーズを本日はお休みさせて頂きお客様からのお問い合わせがあったお話を本日は優先してご紹介しようと思います。
・質問内容(旅客機のエンジン)
旅客機のジェットエンジンカバーについている羽のようなものは何なのでしょうか? 昔の旅客機にはこれはついていなく、近年の旅客機に多く見られています。エアバス機ではその羽が2枚もついているものがいます。
・回答
ご質問いただきましたエンジンナセル(ジェットエンジンのカバー)についているフィンについてですがこちらは空力上の整流効果をねらったものです。
この整流フィンは、大きなエンジンナセルによって発生する層流を整流し、主翼の上下で発生する乱流を抑えるためのものです。乱流が発生すると、極端な場合は失速しやすくなったり、左右で均等に発生しないためトリムに影響したり、色々な影響が出ます。下記の写真はたまたま目に見えた空気の流れの貴重な写真です。わかりにくいかもしれませんがフィンから伸びる白い線が空気の流れです。
そのほかにも似たような理由で主翼先端についているウイングレットやウイングチップも翼端で発生する空気の渦を抑えることで空気抵抗を減らし、燃費を5%くらい向上する効果があるそうです。
なお、最新のB787や上記写真のB737MAXなどに見られるエンジンナセル後端のギザギザはシェブロンといい、エンジンの騒音を軽減させるためにあります。
本日お話しさせていただいたのはあくまで一部ですがそのほかにもたくさんの工夫によって飛行機は空を飛んでいます。そして日々技術の進歩によって安全かつ低燃費、静音性が高まっているのです。
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