失速速度について!!

皆様
日頃からSkyart JAPANをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。

今回は航空座学についてご紹介いたします。
皆様は、飛行機が失速してしまう速度をご存知でしょうか？

まず、失速についてご説明いたします。
失速とは、翼の表面に流れる気流がある迎角を超える事により、剥がれて揚力が減少して、抗力が増加する現象のことを言います。

失速しますと、翼の表面に沿って滑らかに流れてた気流が引き剥がされ、気流が渦巻いている状態になります。
その結果として揚力が減少し，抗力が増加します。
この現象が続くと、飛行機は速度を回復しようとノーズが下がり降下していきます。

では、この失速に入ってしまう速度はどれ位の速さなのでしょうか。
当店のシミュレーター機種であるBoeing737MAXとBoeing777-300ERの失速速度について調べてみました。

失速速度は、重量や気温、高度や飛行形態等で変化するので、着陸体勢にてシミュレーターのデフォルトの数値で大まかな値を紹介いたします。
様々な文献等は閲覧致しましたがあくまでも参考値ですので、へぇーという感じでみていただければなと思います。

着陸進入態勢で着陸のフラップを下ろした状態での
Boeing737MAX及びBoeing777-300ERの失速速度ですが、
およそ120kts-130ktsです。
時速に換算いたしますと、222.2 km/h- 240.8 km/hです。

これらの飛行機が着陸するスピードですが、146kts-160kts
時速に換算いたしますと270.4 km/h-296.3 km/hです。
新幹線の最高速度に近い数値で着陸致します。
着陸の最終進入速度ですので、飛行機の速度域の中でも遅いものです。

220 km/h近辺で飛行機は失速してしまうのです。

失速速度は、ご体験中確認する事ができます。
失速速度域は、下記の図のように赤く出ます。

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飛行中のご質問も歓迎しております。
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