お得意様よりご質問

皆様

日頃から　Skyart JAPANをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
この度、当店のお得意様より下記のご質問を頂きました。

1)Boeing777-300ERは何メートル以上の滑走路でないと離着陸できないか。

2)プリンセスジュリアナ空港はBoeing777-300ERでは離着陸できるか。
またBoeing777-300ERはターニングパッドは可能なのか。

こちらのご質問にお応えしたいと思います。

まず、1)のBoeing777-300ERの着陸滑走距離について。
着陸距離ですが、飛行機のAOM Aircraft operation manual もしくは飛行規定に記載がされております。

航空実用事典のデーターによると、Boeing777-200で1780mの着陸滑走距離が必要となります。（このデーターは、海面高度気圧で最大着陸重量での数値になります。）

一方、最大離陸距離ですが3150mになります。（こちらは、最大離陸重量でのデーターになります。）

プリンセスジュリアナの空港は滑走路長が2300mあります。

着陸を行うのは可能ですが、離陸は重量を軽くしないと厳しいです。
試してはおりませんが、もしかしたら離陸は厳しい可能性があります。

次にターニングパッドですが、プリンセスジュリアナのチャートには全ての大型機はターニングパットの使用を禁止するとの表記がされております。

着陸機はミディアム機を想定しているものと思われます。

ちなみにこのプリンセスジュリアナ。マホビーチへの着陸は夜間は禁止されており、有視界飛行条件を満たすdayフライトでないとできないそうです。

ターニングパッドのある空港として佐賀空港があります。

この佐賀空港ですが、チャートを確認するとBoeing767型機用に設計されたそうです。

ターニングパットを他の機体で使用する際は旋回半径などを計算しておく必要があります。

ちなみにターニングパッドは滑走路に対する並行誘導路がない際に設置されます。