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皆様
日頃からSkyart JAPANをご愛顧いただきまして誠に有難うございます。
近日、梅雨の長引きもありまして、雲が空を覆っていますね。
飛行機は、ウェザーレーダーというものを搭載し、電波の跳ね返りで雲域を確認できるのを皆様はご存知でしょうか。
飛行機の前方頭部にレドームと言われる箇所がございます。
その中に、ウェザーレーダーのアンテナが搭載されております。
アンテナは、約180度で左右反復運動をして計測を行います。
計測中前方に乱気流を感知した場合はそのエリアを自動的に重点観測をします。
雲が連なっている場合には、手前の雲にて減衰した電波の量を把握します。
奥の雲の状況も正確に計測できるように設計されておりますので、
地図上にエコーを出すことにより、発達した雲の地点を確認する事ができます。
コックピットの計器には次のように表示されます。
雲の状態は含まれる水滴量（雨）によって色分けがされます。
黒：0.7mm/時間以下
緑：0.7～4mm/時間
黄：4～12mm/時間
赤：12mm/時間以上
マゼンタ：乱気流
今回のブログの画像には緑と黄色と赤が写っておりますので、是非チェックしてみてくださいね。
稀なものとして、雨雲によってレーダー波の届かないレーダーシャドーというものがあります。
地形にて高いものなどの後ろに隠れてマイクロ波があたらず信号が返ってこない部分も同じくレーダーシャドーとなります。
レーダーシャドーを補うためにもパイロットは事前の準備や、前もった天候の準備を行うことで安全運航を守っております。
天気図を数多く見る事で、揺れのポイントや雲域を予想する事ができ運航がスムースになります。
こういったマネジメントこそがパイロットの腕なのです。
操縦技術はだけが腕ではありません。
悪天が続いている季節ですが、天気図を毎日確認して、気象に強くなると毎日が面白くなるかもしれません。
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悪天候での飛行は迫力があります。
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