皆さま。日頃からスカイアートをご愛顧いただきありがとうございます。
今回は、飛行機の装備についてご紹介です。
雨が降っている時、ふと飛行機ってワイパーとかどうなっているのか気になった方いらっしゃるのではないでしょうか。
気になったそこの貴方。素晴らしいです。
実は、車と同じく飛行機にワイパーは装備されています。
しかし、これはJALやANAで使用されている様なジェット機には装備されておりますが、なんとセスナ機やバロンといった小さな飛行機にはついていないことがあります。
プロペラが1つ先端についている様な小型機は、プロペラの後流でシールドについた水滴を弾き飛ばしてくます。
翼にエンジンが2つ付いているバロン機は、プロペラの後流で弾き飛ばされることはないもののシールドに加工がされていて視界をきちんと維持してくれます。
そして、昔DC8又の名を空の貴婦人と愛称のある航空機がありました。
ジェット機で唯一ワイパーがありません。ブリードエアというエンジンから生み出される空気を窓の下側にある空気孔に送って水滴を弾き飛ばす方法で視界をクリアにしていました。
しかし、DC-8は空力的に抵抗が少ない機体で、着陸時に車輪を降ろしてもエンジンのパワーをあまり上げる必要がなく、肝心のときにブリードエアが不足してしまい、窓の一部分しか雨滴が取れない等視界が見づらかったと経験談もあるそうです。
実は、今運航されているBoeing 787もコックピットガラスをはめ込むだけの非常にシンプルな設計にしようと計画されていました。
Boeing 787のセールスポイントは低燃費と低コストに焦点が置かれていたので、軽く低コストで低燃費になる様に極力余分なものはつけない計画でした。
しかし、787開発に携わったANAが反発しました。コックピットの窓が従来とは違う固定式に変更された為、操縦席から手を伸ばして容易に窓拭きができないからです。
窓の清掃が容易にできるようにとANA側がウインドウォッシャー機能を要求しましたが、ボーイング側は「重くなる」とこれに難色を示しました。
そこでです。ANAはボーイングを説得するために、外から拭く場合どれほどの頻度で拭かねばならなくなるか、どれだけ時間がかかるのか、整備士、グランドスタッフの人件費がどの位かかるか、機能を付けた場合の燃費の損失はどれ位か、などデータを作り議論を重ねたのだそうです。
本気を出しましたね笑
航空会社は時間を売りにしています。定時運行を妨げる要素は極力排除し、迅速且つ確実に飛ばしたいので、必要な機能は是非とも盛り込みたいと意向があります。
せめぎ合いが続きましたが、ANA側の要求が通り、787はウインドウォッシャー機能付きになりました。
また、ブログの写真の通り従来の飛行機は車の様に窓下方に格納されますが、787は空気抵抗を考えワイパー停止位置が今までの横ではなく、縦に変更されています。
悪天時にコックピットから滑走路が視認しやすくなるので一石二鳥です。
いかがでしたか。
Skyart JAPANではプロもトレーニングできるシュミレーターで、操縦を体験できます。
当施設のシミュレーターはプロ資格を持ったスタッフと体験する事ができます。
ワイパーもつけることできますよ!!
スタッフ一同心よりお待ちしております。
前回、SNSにコメントを頂きありがとうございます。
全部のコメント拝見させていただいております。
どしどしコメントくださいね笑
待ってます。
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